全く異性からモテない友人がやけに見栄を張るんだが
俺の友人でものすごく見栄を張る友人がいる。(以下友人Aとする)
そして、時にはその見栄が原因でトラブルが起こる時もある。
そんくらい見栄っ張りなやつだ。
ある日、その友人Aとまた別の友人(以下友人Bとする)と俺でセブンイレブンで買い物をしていた時の話。
友人Aが、買い物カゴから溢れ出るんじゃないかってくらいの量のカップ麺とお菓子、そしてドリンクを、がさつにカゴに放り込んでいた。
コンビニでこんなに買い物をする奴は25年間生きてきてただの一度も見たことないくらいの量をだ。
俺『そんなに大量に買うとかお前は1週間分の食糧を買い込む主婦かよ。そんなに買うんだったらスーパーで買い物した方が安くね?』
友人A『スーパーまで行くのめんどくさいし、金ならあるから別に大丈夫。むしろ俺、金しかねぇから』
友人B『お前が金持ってんの珍しいなww本当に大丈夫かよww』
友人A『いつもは金降ろさないだけで、金ならあるから』
友人B『あっそう・・・』
こんな会話をしながら気が付けばレジへ到着→そしてお会計へ。
ピッ ピッ
めんどくさそうな表情で淡々とバーコードを読み取っていく店員。
そりゃ無理もない。何故ならパンパンに詰まったカゴ3つもあるからだ。
幸いな事に、当時は深夜2時。後ろに並んでいるお客さんは1人としていない。
全ての商品の読み取りを終え、いざお会計。
店員『合計2万2560円になりま~す』
一同『!!!!!!!!!!!!!!』
マジかよwww
コンビニで食品と飲み物買うだけでこんなに金使うやついるかぁ!?!?!?ww
公共料金の支払いやappleカードとかでこんぐらい行くのは分かるけどさぁw
買ったものっていえば本当にお菓子とジュースだけだぜ?ww
いや、別にコンビニでいくら使おうが人の勝手だけどあまりにぶっとんだ金額だったし、友人Aもこんなに持ち合わせあるとは到底思えない。
そして案の定、火の粉がこちらへと飛んでくる。
友人A『ごめん今持ち合わせないから、お金貸してくれない?』
俺『いや、支払い出来ないんだったら払える範囲で買い物すればいいじゃん。ちなみに今いくら持ってんの?』
そして、10万はするであろうルイ・ヴィトンの財布を開けへらへらしながら放った言葉が
友人A『二千円www』
はっ!?!?!?!?
いや、おかしいだろww
だって、明らかに2000円で買えるような量じゃないし、そもそも何で自分の持ち合わせの何倍もの金額の買い物してるのよwwしかもコンビニでwww
小学生でも、自分でこんくらいだったら買えるなってわかるぞww
もっと言うと、
そんなにいい財布使ってんのになんで2000円しか入ってねーんだよwww逆にだせぇだろwww(どうせこの財布も見栄で買ったものだと思ふ)
もういっそのこと、その財布、質屋にでも入れて金にしろよww
と、友人Aに対して一心不乱に、これでもかというくらい説教してやりたかったのをグッと堪え、呆れた顔で見つめる友人Bと一瞬顔を合わせ子供をなだめるようにこう言った。
俺『いや、こんな量買うのに2000円じゃ足りないのは分かるでしょ?なんで支払い出来ないのにこんなに買ったのよ。それに、降ろせば金あるんだったらそこにATMあるから降ろして来れば?』
友人A『いや、昨日までは5万入ってたんだけどなぁ。おかしいなぁ。それに、ATMでお金降ろすのはめんどくさいからお金貸して。すぐ返すから。』
友人B『お前、昔から思ってたけどすげぇな。うん。ほんとすげぇ。』(あまりにも大胆すぎる嘘にすげぇしか言えなくなった友人B)
こんなやりとりをやっている俺らを横目に店員さんの困った顔をチラッと伺い気まずい雰囲気に耐え切れず、仕方なく俺が立て替えその場を凌ぎ、コンビニを出る。
俺『別にお金に関してぐちぐち言うつもりはないし、お金は返せるときに返してくれればそれでいいんだけどさぁ・・・お前本当に金あんの?』
友人A『俺その辺のやつより稼いでるし、金しかねぇから。借りた金もすぐ返すよ』
俺『それならそれでいいんだけどさぁ・・・(本当は嘘だとわかっている)』
友人Bもあまりにバレバレの嘘に思わず苦笑いを浮かべる。
そして、友人Aを車で家まで送り友人Bも送ろうとしてた時、当然車内では友人Aの話になるわけだ。
友人B『アイツ、こんな事ばっかりやってると本当友達いなくなるよな。金ないならないって言えばいいのに。なんつーかほんとにスゲーよな。(笑)』
俺『まぁ、俺は付き合い長いからアイツの性格も知ってるけど、昔はこんなんじゃなかったんだけどねぇ・・・いつからこんなに見栄張るようになったんだろーな。』
友人B『見栄っぱりで思い出したんだけど、アイツこの前さぁ。。。(笑)』続く